今回は佐々木典士さんの著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない』を読んだので自分なりにまとめます。
この本は23か国語に翻訳され、世界累計40万部を突破!
すごすぎる!
読みやすい文章なので、読書に慣れていない人でもサラッと読めると思います^^
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]この本を読もうと思ったきっかけ
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、佐々木さんの2作目の本『ぼくたちは、習慣でできている。』を読んでおもしろかったから。
1作目『ぼくたちに、もうモノは必要ない』
2作目『ぼくたちは、習慣でできている。』
なので私は順番的に逆に読んだんですね。
でももちろん、1冊目はミニマリスト、2冊目は習慣の本なので逆でも全然問題なく読めます^^
読んで学んだこと3選
私が本を読んで学んだことを3つに絞ってみました。
1.捨てるための4ステップ
本では捨てるための50ステップが書かれていますが、ここではその中の4つだけ紹介します。
①永遠にこない「いつか」を捨てる
「いつか必要なときがくるかもしれない」
そんな理由で保管しているものってありませんか?
でもそういうものって、そもそも持っていることすら忘れていませんか?
持っていることすら忘れているから、もし「いつか」がきても、必要になったときにちゃんと使えない。
「いつか」はもう手放しましょう。
「今」必要ないモノは、この先もきっと必要ありません。
②「仮に」捨ててみる
ミニマリストの間でよく使われているテクニック。
捨てようか迷っているものを、ダンボールなどにとりあえず入れて、普段おいてある場所とはちがう場所に置いておきます。
期間を決めて、そのモノなしで過ごせたら、それはもう今のあなたに必要ないモノです。
③もう一度買いたいと思えないものは捨てる
本当に必要なのかどうかを判断するとき、
「これを失くしたとして、もう一度同じ値段で買いたいと思えるか?」
と自問してみるのも効果的。
「また買いたい!」と思えるモノなら、あなたにとって必要なもの。
「買わないかな…」と思うなら、今のあなたには必要ないモノになります。
④同居人「モノさん」の家賃まで負担しない
「広い家に住みたいな~」
そう思ったことがあるのは私だけじゃないはず。
でもその広い家って誰のために必要なのでしょうか?
人は座って半畳、寝て1畳といわれます。
人が生きていくのに必要なスペースって実はそれだけです。
それなのに「広い家に住みたい」と思う人が多いのは、同居人「モノさん」に広々暮らしてほしいと思っているだけ。
大量の「モノさん」のために家賃を負担するのはやめましょう。
2.情報メタボからの脱出
今は家にいても、でかけていても常に情報に溢れていますよね。
2014年のデータによると、1分間にYouTubeは306時間アップロードされ、Twitter(現 X)は43万回ツイートされ、App Storeでは5万のアプリがダウンロードされている。
今の日本を生きる人が1日に受けとる情報量は、江戸時代に生きた人の1年分とも、一生分ともいわれています。
情報が多すぎて、「情報メタボ」になっている人は多いのではないでしょうか。
ある実験の結果では、過度の情報に触れすぎた人は、マリファナを吸っているときよりもIQの低下がみられたそう。
増えすぎた情報をいかにたくさん得るかではなく、いかに距離を置いて「ムダな情報を減らすか」ということの方が大事です。
情報もダイエットした方がいいね
3.スティーブ・ジョブズは究極のミニマリスト
この本ではAppleの創業者の1人、スティーブ・ジョブズについて何回か書かれています。
スティーブ・ジョブズは黒いタートルネックにジーンズ、スニーカーと毎日同じ服を着ていたのは有名ですよね。
ジョブズは服装のパータンを固定することで服装を選ぶ時間を減らしました。
更に、彼は会議に参加する人も「減らした」のです。
必要ないと思った人が会議に出席していたら、
「君はこの会議に出席する必要はないよ。ありがとう」
と退席を促しました。
実際に自分が退席を促されたらけっこうツライよね
刺さった言葉
私が読んでて刺さった言葉を紹介します。
ぼくたちはいつの日かどうしても入社したいと思った会社の面接を受け、入社したはずの会社で働いている。その会社は第一志望ではなかったかもしれない。第二、第三志望ですらなく、希望の業界で全然ない場合も、生活のための妥協の選択でもあっただろう。
~中略~
だけど履歴書を送ったり、面接を受けたりしたのは、そのとき「ここで働きたい」と考えたからだ。「ここでは絶対に働きたくない」と思っていれば、面接にあなたは行っていない。いつか「ここで働きたい」と思ったあなたの願いはかなっている。採用通知を受け取ったとき、願いが叶って嬉しいと思ったはずだ。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』から引用
たしかに、そうなんですよね。
絶対に働きたくない!と思っているところに、そもそも履歴書送らないですもんね。
1度でもここで働きたいって思ったから働いている、たしかにその通り。
刺さったというか、印象深く残ってる言葉です。
実践したこと
本を読んで満足、ではもったいない!
私は行動にうつせそうなことは、なるべく実践するようにしてます^^
今回実践したのはこの2つ。
- 「仮に」捨ててみる
- 情報メタボから脱出する
1.「仮に」捨ててみる
捨てようか、まだとっておこうか…
私は決断するのが苦手です。
そこで、とりあえず捨てようか迷っているものをダンボールにひたすら入れていきました。
服が8割以上占めてます。
残りは読み終わった本とか。
とりあえず1か月放置することに。
そして1か月後思ったことは
処分でいいな
1か月取りだすこともなく、なんならダンボールの中も正確には覚えていませんでした^^;
期間を決めることで、「今の自分には必要ないんだな」と実感しました。
2.情報メタボから脱出する
私は現在、子なし専業主婦を満喫しているのですが、時間が常にあるので「なんとなく」スマホ触ることもかなり増えていました。
スクリーンタイムを確認すると、1日6時間触っていることも!
これが無意識なのが恐ろしいですよね…。
6時間もスマホ触っている感覚、まったくないんですもん。
てことで、最近は朝8時になったらスマホを引き出しの中にしまってます。
「しまう」という行為で、スマホが目の前からなくなるので触ることもかなり減りました。
スマホとはほんとにうまく付き合っていかないと時間が奪われていく一方だな…と感じます。
感想
著者の佐々木さんは元からミニマリストだったわけではないんですよね。
本の最初に、「ミニマリストになる前の昔の部屋」と「ミニマリストになった現在の部屋」の写真を公開してくれてるんです。
その昔の部屋というのが、思わず「おぉ…!」となってしまうくらい、モノに溢れた部屋だったんですよ。
本が大量にあって、床に積まれてて。
そんなモノに溢れた著者は持ちモノを(感覚的に)5%くらいまで減らしたそう。
でも捨てて後悔したモノは1つもないそうです。
ここまでモノに溢れてた人も、ミニマリストになれるんだ!
そしてあんなにあった大量のモノを95%減らしても後悔することないんだ!
と著者がモノに溢れた生活からミニマリストになっているので、「これなら自分もできるかも」と希望がもてます。
まとめ
今回は佐々木典士の著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を自分なりにまとめました。
「ミニマリストになりたいけど、モノが溢れててどうしたらいいいのか分からない」という人にこそ読んでほしいです。
書籍情報
タイトル:ぼくたちに、もうモノは必要ない。
著者:佐々木 典士
出版社:ワニブックス
出版年:2015年6月12日