待ち時間は30分、所持金は1,000円。
所持金の1,000円は使う予定が決まっています。
あなたなら何をしますか?
所持金の使い道が決まっている以上、きっとお金を使わずに待つと思います。(私もそうします)
しかし我が家のギャンブル依存夫はちがいました。
そうです、パチンコに行きました。
今回はギャンブル依存症だった夫のエピソードを書いていきたいと思います。
ギャンブル依存症だった夫
夫は10年以上ギャンブルが大好きでした。
ギャンブルで作った借金は総額500万を超え、任意整理までしています。
【たった30分】でもギャンブル依存症にはチャンスになる
夫の仕事が急に休みになったことがありました。(私は仕事)
平日だったので、古くなった布団をごみ処理場まで持っていくよう夫にお願いしました。
ずっと捨てようと思っていたけど、ごみ処理場は平日しか受付していないのでラッキーと思ったんです。
処分のお金として1,000円札を渡しました。
明らかに気まずそうな夫
私の仕事おわり、迎えにきてくれた夫。
明らかにいつもと違って気まずそうな態度なんです。
あー、この感じは…
すぐに察知した私。
怒りを抑えて、夫に聞きました。
怒らないよー何があったの?
夫は私の態度を見て少しホッとしたように
もらった1,000円、パチンコに使っちゃいました…。
状況を聞いていくと、お昼ごろに実際に布団をもってごみ処理場までは行ったらしい。
ただ運悪くお昼休憩に入っていて、受付できるのは30分後からと言われたらしいです。
30分車で待てばいいじゃないですか。
でも夫は、トイレ行きたいし30分だけパチ屋に行こうと思ったらしく(この時点でやばい)、そのままパチンコ屋へ。
最初は台を見ながらウロウロしていたけど、結局やりたくなって(そりゃそうだ)そのまま1,000円を使うことに。
そして一瞬でなくなったそうです。
依存症ってほんとこわい
この文だけ読むと夫が「ただのギャンブルにだらしない人間」に見えますよね。
それも否定はできないけど、依存症って脳の病気なので、もはやそこに本人の意思とか関係ないんです。
夫はちょっとトイレ行くだけ、ちょっと台を見るだけ、とパチンコ屋に入るまでは思ってたんです。
でもいざパチンコ屋に入ると、気づいたらパチンコしててお金なくなってた…みたいな。
依存症のこわさを改めて実感しました。
ただ夫が正直に言ってくれたのは成長を感じた
今までの夫はとにかくギャンブルしたことを隠そうとして、負けた分を取り返そうと思って更にのめりこんでいったんです。
気づいた時には自分じゃどうしようもできなくて、私に打ち明けるときには借金が何十万にも膨れている状況でした。
ただ今回は夫が正直に話してくれたので、私も変にさぐらなくて済んだし、1,000円なら勉強代だと思えました。
私が意識したこと
私が意識したことは「とにかく怒らない」ことでした。
①夫がギャンブルする
②私が怒り狂う
③夫、隠そうとする
④依存症なのでギャンブルはやめられない
この最悪のループにはまっていることに気づいたんです。
なのでまずは夫が話しやすい環境を作ろう、と。
今回の話を聞いているときも、心の中では
「怒らない、怒っても意味ない、起きたことは変えられない、これからどうするのがいいのか考える方が大事」
と繰り返し唱えてました^^;
まとめ
今回はギャンブル依存症だった夫のエピソードを書いてみました。
たった30分でも依存症の人はギャンブルします。
ギャンブルするための労力は惜しみません。
でも、そんな夫でも今はギャンブルせずに平穏に過ごしています。
平穏に過ごせることがとても幸せに感じます^^
最後まで読んでいただきありがとうございました。