「HSPとひきこもり」本を読んで学んだことをまとめてみた

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主婦を楽しむ

今回は浜松医科大学名誉教授である高田明和さんの著書『HSPとひきこもり』を読みました。

こんな人にオススメ
  • 子どもがひきこもりがちで悩んでいる親御さん
  • 罪悪感を感じているひきこもり当事者
  • ひきこもりとHSPについての情報がほしい人
  • 読書になれている人

この本はイラストが少なくほとんどが文章なので、読書に慣れていない人はすこし難しく感じるかもしれません。

逆に読書好きな人は、情報がたっぷり詰まってるので読み応えがありますよ^^

この記事を書いた人

・読書は年間100冊以上

・HSP気質

HSPとひきこもり [ 高田明和 ]

読もうと思ったきっかけ

この本を読もうと思ったのは

  • 「私、HSPの気質があるな」と気づいてからHSPに関する本を探していた
  • 現在、子なし専業主婦でほぼひきこもり生活

『HSP×ひきこもり』という今の私の状況にぴったり^^

学んだこと

この本での言葉の使い分け
  • 閉じこもり…物理的に家や自室に閉じこもるだけを意味する
  • ひきこもり、ソロ活…心の傷を広げないよう、いったん他人の介入を意識的に断ち切り、自ら閉じこもることを意味する
  • ひきこもり…その両方を含んだ意味

ここからは私が読んで学んだことを書いていきますね。

「白黒思考」

この世界は「白=善」、「黒=悪」。

世の中はこの2種類しかないという考えを持っている閉じこもりの人が多い。

たとえば、「お金がある人(白)」「お金がない人(黒)」の場合、「お金を持っていない自分はダメな人間だ」を思いこんでしまいます。

マザーテレサはサイコパス?

誰もが名前くらいは聞いたことがあるマザーテレサ。

人を救うために生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞した方です。

マザーテレサはどんなに悲惨な現実を見ても平然としていたとのこと。

何を見ても動揺することがない彼女はサイコパスだったとの精神科医の言葉があるそうです。

サイコパス=悪い意味だけではない

サイコパス=残忍な犯罪者

というイメージありませんか?

映画にでてくるサイコパスは「狂ってる犯罪者」ってイメージだな。

しかし心理学ではサイコパス=悪いというわけではない。

トップレベルの起業家、外科医、警察官などはこのような特徴があることで、冷静に行動できるんですね。

ひきこもり本人と家族へ

現在ひきこもっている子どもがいる家族、またはひきこもっている当事者へのアドバイスも本にはくわしく書かれています。

ここでは私が学んだことをすこしだけ。

家族へのアドバイス

子どもにとって学校に行けなくなることは自分の居場所を失くすことで、家が『唯一の居場所』になります。

唯一の居場所である家で、家族も自分を守ってくれないとなると子どもは「自分の味方は誰もいない」とさらに閉じこもるようになります。

まずは家族がひきこもりの状況を認めてあげましょう。

子どもが生まれたとき、「えらくなるんだよ」「お金持ちになってね」と考えた人はきっといないはず。

「生まれてきてくれてありがとう」「生きていてくれるだけでいい」など、子どもが生まれたときに抱いた感情を思いだしましょう。

当事者へのアドバイス

ただ楽しいとか心地いい、生きる喜びを感じられることをまず優先しましょう。

「今は何もしたくない。」

それならそれでOK。

どんなことを感じていたとしても、まずはそんな自分を認めてあげる。

罪悪感をもつ必要はありません。

人がもつ5つの欲求

人がもつ5つの欲求
  1. 愛、所属の欲求(自分の感情を抑えても、誰かに愛されたいがために行動する)
  2. 力、価値の欲求(社会的にえらくなることに価値を感じる)
  3. 自由の欲求(人からの命令が嫌で、お金のためだけに働くことに苦痛を感じる)
  4. 楽しみの欲求(自分がすきなことに夢中になってる時間に生きがいを感じる)
  5. 生存の欲求(食べて、寝て、愛しあいたいという本能的な欲求)

時期や年齢によって強弱はありますが、人はこの5つの欲求のどれかを優先して選択・行動をしています。

この欲求を知ることで、「今の自分はどの欲求が強いんだろう」「あの人はどの欲求を満たしたいのかな?」と客観的にみることができます。

今の私は自由の欲求と楽しみの欲求が強いかな~

HSP気質の人は意識的に休む時間が必要

自分だけの空間や時間をもつことは、HSP気質の人にとって敏感な神経を休ませるためにも必要なことです。

  1. つかれた、だるいを無視しない
  2. 「これだけはできないこと」リストを作っておく
  3. ときどき思いきり泣いてみる
  4. ときどき意識的に引きこもる

刺さった言葉

今回私がこの本を読んで1番「たしかに…!」と思った言葉

せめて「誰かの役に立つことをしたほうがいい」は「役に立たないと生きる意味はない」というひどい言葉だと知る

「HSPと引きこもり」から引用

私は小さいころ母が亡くなって、その後父はひきこもるようになったんです。学生時代からそんな父をずっとみてきて

せめてボランティアとかでいいから外にでたらいいのに

と思ったことがありました。

心の中で思っただけで言葉にはしていません。

でも言葉にしなくてもきっと日々の態度から父には伝わっていただろうな。

もし自分が言われたら

現在、子なし専業主婦をしている私はひきこもり生活を楽しんでいます。

でも、もし夫から「せめてボランティアとかして、誰かの役に立つことしたら?」と言われたら、たぶん、いや絶対に傷つく。

人は同じ立場になってみて初めて気づくものだな、と学びました。

実践したこと

本を読んで満足するだけではもったいない!

私は本の中で学んだことから「これならできそう」と思うものをなるべく行動に移すことにしています^^

実践したこと
  1. これだけはできないリストを作ってみる
  2. ときどき意識的に引きこもる

感想

最近はソロ活、ソロキャンプが流行していることから、みんな1人の時間をもつことを大切にしているように感じます。楽しんでひきこもっている人もたくさんいますよね。

「ひきこもり=よくないこと」みたいな世間の認識を変えていきたいね。

たとえば、「ひきこもり=自分と向きあってゆっくり休む期間」という世間の認識になれば、今ひきこもっている人も自分に罪悪感をもつことはないはず。

『エネルギーチャージ期間』だとポジティブな気持ちでできるようになればいいな。

現在週5でひきこもっている私としては、ひきこもりは最高だと思っています^^

家にも楽しいことはたくさんある!

まとめ

今回は『HSPとひきこもり』を感想も含めて自分なりにまとめました。

1番大切なことは

  • 自分を責めないこと
  • 「ひきこもり=よくないこと」という認識を変えること

だと思います。

1度きりの人生、世間や人目なんか気にせずに自分の人生楽しんでいきましょう^^

書籍情報

タイトル:HSPとひきこもり

著者:高田明和

出版社:株式会社 廣済堂出版

出版年:2021年8月4日

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