「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法の感想まとめ。脳は省エネ好き。

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主婦を楽しむ

「あれやらなきゃ…」

「…めんどくさい」

が口ぐせになっていませんか?

今回は脳神経外科医である菅原道仁さんの著書『「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法』を読みました。

記録もかねてまとめます。

この本はこんな人におすすめ
  • めんどくさいが口ぐせになっている人
  • やる気スイッチを探している人
「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法 [ 菅原道仁 ]

読もうと思ったきっかけ

私がこの本を読もうと思ったきっかけを一言でまとまると

本のタイトルに惹かれたから!

ここ最近、なにをするにも「めんどくさ…」と心の中でつぶやいてる自分がいたんですよね。

洗い物する、とか実際はたいしたことじゃないのに。

これはもう「めんどくさい」が心の口ぐせになってるな~なおしたいな~と思っているときにこの本と出会いました。

読んで学んだこと

読んで学んだことを3つにしぼりました。

  1. 脳は1日1万回以上の決断をしている
  2. やる気は自分でつくりだすもの
  3. キリの悪いところでいったんやめる

1つずつ詳しくみていきましょう

脳は1日1万回以上の決断をしている

脳の重さは1400g。体重の2%ほどしかないのに、1日に必要なエネルギーの約20%も消費しているんです。

さらに脳は燃費がかなり悪い。そのためエネルギーを使いすぎないよう、体を休ませようと【自動的に】働きます。

人間が楽なほうに流されやすいのは、そもそも脳のつくりがそうなってるんだね

「朝ごはんはなにを食べよう?」「今日はどの服を着ようかな?」

脳はすべての決断をコントロールしています。その数なんと1日で1万回以上

ただでさえ省エネ好きの脳が、1万回も決断してたらそりゃつかれますね。

あたらしく何かをはじめようとしても「めんどくさい」と思うのは、チャレンジには大きなエネルギーを利用することになるから。

たしかに初めてのことをするときってエネルギーをめっちゃ使ってる感ある

ではチャレンジできない、めんどくさいから抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか。

それは日々の小さな決断をできるだけ減らし、あたらしいチャレンジを受け入れる脳のスペースをつくってあげること。

iPhoneをつくったスティーブ・ジョブスがいつも黒いタートルネックとデニムだったのは、決断をする回数を減らすためだったといわれているそう。

毎日同じ服だったり、ルーティーンで過ごしているお金持ちが多いのは、決断をする回数を減らして、その分のエネルギーを別のことに使っていたからなのかもしれません。

やる気は自分でつくりだすもの

やる気がどうしてもおこらない…

そんなときってたいていゴロゴロしてるときじゃないですか?

それもそのはず、行動しないと脳は目覚めないんです。

私たちのやる気は、大脳のなかの「腹側淡蒼球(ふくそくたんそうきゅう)」が「側坐核(そくざかく)」を刺激することで発生するといわれています。

この淡蒼球は自然に活性化することはないそう。活性化させるには体を動かすこと

人間はやる気がたまってから行動するわけではなく、行動しながらやる気が生み出されていくものなんです。

やる気は待つのではなく、自分でつくりださなきゃいけないんですね。

キリの悪いところでいったんやめる

「あと少しだからやっちゃおう!」

と、ついついキリのいいところまでがんばることってありますよね。

でも実はキリの悪いところでいったんやめた方が記憶に残りやすいんです。

この心理効果のことをツァイガルニク効果といいます。

ツァイガルニク効果とは

達成できた課題よりも、達成できなかった課題や中断している課題のほうが記憶に残りやすい心理効果のこと。

テレビの「続きはCMのあとで!」というのもツァイガルニク効果を狙ってのこと。

勉強したいときはこの効果をうまく使って、あえてキリの悪いところで休憩に入ることで記憶に残りやすくなるんです。さらに続きが気になってるので作業をスムーズに再開できます。

村上春樹もツァイガルニク効果を使っている?

これはこの本ではなく『ぼくたちは習慣で、できている。』という本に書かれていたことなんですが、作家の村上春樹は徹底して作業を途中でやめるそう。

1日原稿用紙10枚分を書く彼は、もっと続きが書きたいと思っても途中でやめます。

もっと書きたいという気持ちを、明日のためにとっておく」とのこと。

まさにツァイガルニク効果ですよね。

村上春樹がツァイガルニク効果効果を知っているのかはわかりませんが、上手に取り入れてますよね。

ダイエットは言葉選びを大切に

万年ダイエッターの私。

脳科学をうまく使うことも大切だなと思ったので紹介します。

  1. 「~してはいけない」は余計にやりたくなる
  2. 脳は否定形を理解できない

「~してはいけない」は余計にやりたくなる

ダイエットしているときって「お菓子を食べてはいけない」「間食しない!」とか【してはいけないこと】が増えませんか?

でも制限するほどお菓子食べたくなりますよね。

これを『心理的リアクタンス』といいます。

心理的リアクタンスとは

人が自由を奪われたときに、それに反発しようとする性質。

アメリカの心理学者 ジャック・ブレームによって1966年に提唱された。

子どもが親から「勉強しなさい!」と言われてやる気がなくなるのは、強制されたことで自由が奪われた感覚になるのかも。

ダイエットでも「間食してはいけない」と自分に制限をかけることで反発して食べたくなるってことですね。

これ読んでから、お菓子いくらでも食べていいんだよ~って思うようになったら「いつでも食べれるし」ってお菓子の量減ったよ!

脳は否定形を理解できない

脳は否定形を理解できません。

ダイエットは思いこみも大事だと聞いて

私はこれを食べても太らない♪

と自分に暗示をかけていたのですが、どうやら間違いだったようです…。

というのも、脳は否定形を理解できないから

おいしいチョコレートケーキを想像しないでください。

おいしそうなチョコレートケーキが頭に浮かびませんでしたか?

(よだれが…)

「太らない」というキーワードは「太る」の否定形ですよね。

でも脳は否定形を理解できないので、太るというイメージを描いてしまっているんです。

「食べ過ぎないようにする」というキーワードも「食べる」の否定形なので、食べるという行為を無意識に脳に刷り込まれてしまっているそう。

否定形の言葉を使わないために、私が使うようになった言葉はこれ。

  • 太らない → スタイルがよくなる
  • 食べ過ぎない → ゆっくり味わう

言葉選びもかなり大切ってことだね

実践したこと

本を読んで満足、ではもったいない!

私は本を読んで実践できそうなことは1つでも実践するようにしています^^

今回実践したことは、

ポモドーロテクニックを使って2時間のブログ作業をする!

ポモドーロテクニックとは

1990年代にイタリアの起業家で作家のフランチェスコ・シリロ氏によって開発されたテクニック。

ポモドーロはイタリア語でトマトのこと。

シリロ氏が愛用していたトマト型のキッチンタイマーが由来になっている。

このテクニックは作業25分、休憩5分を4セット、つまり2時間を4サイクルにわけるというもの。

作業時間を短く区切り、脳がつかれる前に休息をとるのがポイント。

YouTubeで『ポモドーロ 音楽』で調べるとたくさんでてくるので、最近は毎日ブログをやるとき聞きながら作業しています。

5分で水分とったりトイレもいけるし、切り替えできるのがかなりイイ。

これは今後も活用していきたい。

感想

「めんどくさい」の口ぐせをなおしたいな~と軽い気持ちで読むつもりだったのですが、脳とか心理的なことってダイエットにも使えるんだ!とわかって一石二鳥の気分です(笑)

だらだらしてしまう自分ってなんてだらしないんだろう…と落ちこむこともあったんですけど、

脳は省エネ好きだから仕方ない、何もしなければだらだらするようにできてるってことがわかって気持ち的に楽になりました。

だらだらして「あれやらなきゃ…」と考えては、そのままだらだらして自分を責めるって悪循環だったけど、やる気は動かないとうまれないって知識がついたから、「とりあえず動く」ことにしたらあとはやるだけ。

とりあえず動けばOKって思えたのもかなり役立ちました。

まとめ

今回は脳神経外科医である菅原道仁さんの著書『「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法』を読みました。

「めんどくさい」が口ぐせになっている人は、この本を読むと

  • なんでめんどくさいと思うのか
  • めんどくさいと思わなくなるための方法

がわかるようになりますよ。

一緒に「めんどくさい」の口ぐせから抜けだしましょー^^

書籍情報

タイトル:「めんどくさい」がなくなる100の科学的な方法

著者:菅原道仁

出版社:大和書房

出版年:2017年12月31日

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